石の搬入が困難な現場
おはようございます。今日は雨模様、うちの職人は工場で加工をしています。マスキングテープを張って帯入れ加工する所に線を描いています。また、今週前半に終わった現場ですがお墓の現場で石材を持ち込むのに道がなく、悩まされました。
国産材を加工中です。石目がきれいですね。
現場です。一段下に大きめの移動式クレーンを持ち込み、フェンスを外させて頂きそこから材料を入れ込むことにしました。
高さや全体のバランスなどを皆で話し合います。
今回、この現場は石碑の下に納骨室を造らせて頂き、隣に法名碑を建てさせて頂く工事です。この写真は石碑を一旦解体している所です。この後小さいクレーンを持っていくのですが、解体は昔ながらの三脚とチェーンブロックで。
また、工場の機械が調子が悪く、機械屋さんに部品を交換して頂いてところです。刃を上下させるギヤから延びる男ネジと女ネジが磨り減り上手く動かなくなってしまったためです。この機械は昭和51年から使っているものですが、古いという事で部品が無く女ネジを特注で一組だけ造ったという事で高く付きました。今、石材業界はとても大変です。国内で国産材を使って加工している石屋さんが何件あるだろう。県内ではうちを含めて2.3件ではないかと思います。日本国内産を加工する伝統の正確な技の継承がとても難しくなっています。今では、ほとんどの石屋さんが中国材の中国加工で中国で字彫りまでして輸入しています。我社も100パーセント国産材の自社加工とは行きませんが、ほんとにそれでいいのか考えさせられます。それに伴い石を加工する機械が売れずメーカーがほとんど廃業しています。とても残念です。そして今後うちの可愛い機械のメンテナンスをどうしたらいいか?今後の課題ですね。
ブログ|2018年10月27日