有限会社依田石材店

登山の様な現場

こんにちは、たまには過酷な現場があります。今回の現場は山の中腹にあるお宮に碑石を建てに行ってきました。当然キャタピラの運搬機は使えないので江戸時代からの同じ方法で碑石を運び入れます。

 

この道具は背負子といって石をこれに乗せてリュックみたいに背負い込む道具です。二つとも私が造りました。左側はパイプ椅子を改良ました。

 

荷を積んでいざ出発です。100段くらいある石段をまず登ります。碑石が35キロ位の重さです。

 

登りきるとお宮が見えてきました。ここで一休みです。

 

これは一回目の台石です。これは45キロくらいです。

 

碑石です。キズを付けないように慎重に運びます。

 

一休みが終わり、出発です。ここを登ります。

 

三分の一歩づつ登ります。こういう急傾斜地はジグザグに登ります。

 

やっと到着しました。私がこの仕事を請けたので責任としてこの写真の手前の石を荷揚げしました。疲れた。大体50キロくらいでした。

 

お宮の前からの西桂町の眺めです。こんな時はとてもきれいに町が見えますね。

 

二度目の碑石も無事到着しました。

 

私が背負い上げた土台石を基礎代わりに地中に据えて、その上に台石と碑石を建てます。碑石は大入れ加工してありますので、地震などで倒れる事はありません。

 

完成です。山梨県産の銘石山崎石で造らせて頂きました。いい物になりました。

 

来た道を帰ります。また、この神社は十月十六日、明日お祭です。間に合ってよかったです。

 

この急傾斜を登ってきました。うちの職人たちあっぱれです。

また、私は明日から3日間、中国へ出張に行って来ます。また報告したいと思います。

ブログ|2018年10月15日