常照山 佛眼寺 (曹洞宗) |
当山は、駅前の欄干川を渡ると、高さ四・一メートルの大きな萬霊塔が目に入る。これは明和三(1766)年の銘がある。
佛眼寺は、もと寺野の地に護満長者の持仏堂として建てられたとして伝えられている。由緒によると、文明年間(1469〜87)下暮地に某長者がおり、屋敷の西北に佛眼庵という仏堂を創祀していた。班室長虎という僧によって天台宗の寺院に改めたが、天文十三(1544)年五月大雨によってすべて仏之沢に流されてしまった。寛永三(1626)年に融山宗祝和尚によって現在地に堂宇が建立されまして、宝鏡寺末の曹洞宗寺院としてひらかれた。 |